債務整理は再度することができるの?

過去に債務整理をしたことがあるという人は、債務整理後の生活では借金で困ることのないようにと気を付けていると思います。

しかし、今は大丈夫でも、数年後には生活状況が変わって再び多重債務に陥ってしまうということもあるかもしれません。

もし再び借金をするなどして返済に困ることがあれば、二度目の債務整理をすることはできるのでしょうか。

・債務整理は再びできるのか?

債務整理を一度したことがあるという人でも、債務整理を再びすることはできます。

そのため、再び借金で困るようなことがあったとしても、それで全く救済されないというわけではありません。

しかし、やはり一度債務整理をしたことがあるということで、二回目の債務整理については一回目よりも厳しくなっています。

そのため、一回目は自分の力で債務整理をしたという人でも、二回目も同じようにやると失敗する可能性が高いのです。

失敗しないためにも、二回目の債務整理については、必ず実力のある弁護士に依頼をして解決するように心がけましょう。

人によって、どの方法で債務整理を行うかはかなり違ってきます。

同じ借金の額だったとしても、その人の返済能力やどの方法を選択するのか、財産を残すのかどうかなどによって方法が変わるのです。

一回目の債務整理では、特に制約もなく、自分に合った方法を自由に選ぶことができたと思います。

しかし、二回目の債務整理は、一回目で選択した方法によってその対処方法が変わってくるのです。

例えば、一回目で選択した債務整理の方法によっては、二回目の手続きができるまでの期間や債務整理が承認されやすいかどうかが変わってきます。

任意整理と民事再生、自己破産の3つの方法に絞って、これらの違いや二回目の整理にお勧めの対処法などを解説していきます。

・選択した方法別に見る二回目の債務整理

まず、一回目の債務整理で「任意整理」を選択した場合を見ていきます。

任意整理は、借金がなくなるわけではないため、自己破産よりは二回目でも厳しくない債務整理だと考えられます。

手続きできない期間が一切ありませんし、二回目でも承認される可能性が高くなっているのが特徴です。

任意整理は、何度でもすることができるということで、債務者にとっては非常に助かる整理方法です。

しかし、このように認められる可能性は高いですが、何度も何度も繰り返し任意整理するようであれば、だんだんと債権者からの同意を得づらくなります。

また、一回目の任意整理で完済している場合は問題ありませんが、失敗したのに再び任意整理をしたいという場合には認められないことが多いので注意しましょう。

次は、一回目の債務整理で「民事再生」を選択した場合についてです。

民事再生の場合は、任意整理とは違って一回目から7年経たなければ認められません。

また、7年経ったとしても、任意整理に比べると認められる可能性が低くなります。

もし二回目の民事再生を認めてもらいたいというのであれば、お金を借り入れる金融機関に注意しなければなりません。

一度借り入れをした金融機関であれば認められない可能性が高いので、違う金融機関から借り入れをした方がより可能性を高めることができるのです。

しかし、もしこのように金融機関に注意して借り入れをしたとしても、確実に二回目の民事再生ができるというわけではありません。

そのため、認められないということであれば、民事再生は諦めて自己破産をするということになるでしょう。

では、一回目の債務整理で「自己破産」を選択した場合はどうなるのでしょうか。

二回目の自己破産については、法律的には一回目から7年経てばできるとされています。

しかし、二回目が承認されるかどうかは、今回紹介した3つの債務整理方法の中では最も低くなっています。

自己破産は、全ての借金を帳消しにするという、債務者にとっては非常にありがたい方法です。

しかし、全ての借金をなくしてあげたというのに、再び自己破産しなければならない状況に陥ったということは、生活が改善されていないとみなされてもおかしくありません。

そのため、簡単には二回目が認められないということなのです。

認められる可能性は低いですが、必ずしも認められないというわけではなく、一定の条件を満たせば認められるケースもあります。

もし再び自己破産したいのであれば、弁護士に必ず相談するようにしましょう。

自己破産に陥ってしまう理由としては、ギャンブルで借金をしてしまったという理由も多いかもしれません。

自己破産をするためには、裁判所から免責許可を貰う必要があります。

ギャンブルについては免責不許可事由に当たりますし、二回目となると更に厳しく面積の判断がなされることになります。

そのため、自己破産は厳しくなると考えた方が良さそうです。

・確実にするためには選ぶ方法にも工夫が必要

このように、確かに再度債務整理をすることは可能ですが、だからといって必ずしも認められるかというとそうではありません。

より確実に債務整理を行いたいのであれば、一回目と二回目でその方法を変えると良いでしょう。

例えば、一回目は任意整理を選択し、二回目もやらなければならなくなったら、そこで民事再生か自己破産を選択するという方法です。

任意整理については期間の制限がなかったので、困ったらすぐに手続きをすることができます。

こうすることで、二回共同じ方法を選択するよりも債務整理ができる可能性が高まるので、工夫が大事だということが分かります。