裁判所の介入がない債務整理で訴訟が提起されることはあるの?

債務整理の中でも任意整理を選択した場合であれば、裁判所にお世話にならずに借金を整理することができます。

そのため、なるべく裁判所には入ってもらいたくないという人にはかなり向いている方法となっています。

しかし、任意整理をしたとしても、急に債権者側から訴訟が提起されるということが起こっているのです。

・任意整理でも訴訟が提起されることがある

弁護士に依頼をして、順調に手続きが進んでいると言われていたとしたら、急にこのような訴状が届くと誰もが驚いてしまうことでしょう。

訴状が届いたら、「もしかしたら、依頼をしたのに債務整理に失敗してしまったのかもしれない」と不安になると思います。

しかし、実績のある弁護士に依頼をしたのであれば、債務整理に失敗するというのはあまり考えられません。

では、任意整理をした場合には、どのような時に訴訟が提起されるのでしょうか。

・訴訟提起による問題

訴訟の提起は、弁護士に依頼をしてから和解が成立するまでの間に行われます。

ケースによって、この期間内のどこで訴訟が提起されるかは変わります。

例えば、訴訟を提起することが多いある消費者金融については、専門家に依頼をした後で任意整理手続きが始まってから4カ月ほど経つと訴訟をする旨の連絡が来るそうです。

連絡では、「債権保全の為、法的手続きをします」という内容が通知されます。

このように訴訟が起こされた場合には、どこの裁判所で訴訟が提起されるのかが問題になります。

実際の例を見ると、遠方の裁判所に呼び出されたということもあります。

裁判所が遠くても、弁護士が代わりにやってくれるので問題ないと思うかもしれません。

しかし、弁護士費用を抑えたい人にとっては、これは大きな問題なのです。

もし遠くの裁判所で訴訟が提起されれば、そこに行く弁護士の交通費が高くなってしまいます。

このように依頼をした中でかかった交通費については、依頼主である債務者が負担します。

そのため、債務者にとっては大きな痛手になってしまうこともあるので、訴訟が起こされても弁護士がやってくれると安心しているのではいけません。

また、訴訟を起こされても弁護士は対応できますが、それも限度があるため必ずしもこちらの言い分が通るとは限らないということも忘れないようにしましょう。

安心しきっていると、債権者側の言い分が通って思っていたのとは違う結果になるということだってあるのです。

任意整理では、裁判になったとしても和解をすることができます。

しかし、もし家族に内緒で任意整理をしているのであれば、裁判所から家に連絡が行くことで知られてしまう可能性があります。

そのような心配があるということを踏まえた上で、任意整理を選択することをお勧めします。